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キミの学校 ロゴ
生徒作品の制作途中(背景検証2)
大谷キミト先生の顔写真

そうですね。
暗くて、何だかよくわからないものって怖いと感じたりしますよね。

ではもっと暗く、ガスった雰囲気のようなものを追加してみるのも良いかもしれません。
今、下の方に少し煙のようなガスっぽさがありますが、これを全体的に増やしてみるとどうでしょうか?
この時、手前ははっきり見え、奥に行くとよりガスで見えないという感じにすると奥行き感も出てきますよ。

生徒のイシグロさんの顔写真

なんだかよくわからないものですか、確かに怖いかもしれないです。
わかりました!
黒い霧みたいな感じですかね、やってみます!
ありがとうございます。

生徒作品の制作途中(全体雰囲気検証)
生徒作品の制作途中(魔物オーラ可視化)
生徒作品の制作途中(背景要素追加)
大谷キミト先生の顔写真

すごく良くなりましたね!!
すごくかっこ良いです!!!

これで完成でもよいですが、ここまできたら最後細かい部分に、もう一手間かけてクオリティを上げてみましょう!

メインのキャラクターですが、このキャラクター自体にも奥行き感が出てくるとより存在感が出てくると思います。
先ほどの空気遠近法を意識しながら、キャラクターにもガスっぽさで距離感を出してみてください。
具体的にはキャラの輪郭あたりにガスっぽさを追加して霞んでいってるようなイメージです。

特に今、魔物の足元の影のコントラストが強く、視線が行きがちです。
ここを弱める効果も出しつつ、キャラクターの奥行き感を出してみてください。

最後に、さらに怪しさを出す為、全体強めにノイズをかけ、ザラっとした質感にしてみてもいいですね。

このビジュアルを見た時に、どこに視線を持っていき、どんな印象を持たせたいかを考えながら、全体のバランスもとりましょう。

添削指示
生徒のイシグロさんの顔写真

ありがとうございます、直してみました!

なんかもうすごいです!w
自分で作ったとは思えないくらいクオリティが上がった気がします!

生徒作品のafter画像
大谷キミト先生の顔写真

すばらしいです!!!
かなり雰囲気もでて、伝わるビジュアルになったのではないでしょうか。

生徒のイシグロさんの顔写真

ありがとうございます!

今回はこれで完成にしたいと思います。ありがとうございました!

生徒のイシグロさんの顔写真

フリーランスデザイナー

イシグロ マサフミさん

[ 今回のフィードバックを振り返って ]

映画が好きでいろいろなポスターを見ていると、自分でもレタッチをしてカッコいいポスターなんかを作りたいなと思っていました。今回「キミの学校」を見つけ、第一線で活躍されている方が講師として教えてくださると知って、すぐに入学しました。
撮影をしたり、簡単なレタッチくらいはじぶんでやっていましたし、グラフィック系の仕事をしているので、できるんじゃないかなと思っていましたが、なかなかうまく行きませんでした。
実際に授業を受けていく中で、「考えるべきところ」「見るべきところ」など技術とは違うことをたくさん教えていただき、まさに目からウロコという感じでした。
その指摘を参考に自分でどうしたら良いか考えて作業する、というのもこの学校で学ぶ大きなメリットなんじゃないかと思っています。
今回の最初に提出した作品との質の違いに自分でもびっくりしています。今回のフィードバックで学んだことを次の作品や仕事にも活かしていけるのではと思っています。
本当にありがとうございました。

 

Instagram : masafumi_ishiguro

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生徒のイシグロさんの顔写真

オマケですw

映画のポスターっぽく作ってみました!

映画のポスター仕上げにした作品
キミの学校Banner
Feedback_Special_02.jpg

この企画では、「キミの学校」のレタッチ授業の実際の様子を通して、生徒さんと先生のフィードバックのやり取りを公開しています。
作品がどのように仕上がっていくのか、そのプロセスをご覧ください。

今回ご協力いただいたのは、【プロレタッチmini】コースを受講されたフリーランスデザイナーの[イシグロさん]。
ビフォーアフターの画像とともに、どのように悩みを解決し、作品をブラッシュアップしていったのか、その変化の流れを追っていきます。

生徒のイシグロさんの顔写真
大谷キミト先生の顔写真

どーもー。

「キミの学校」講師の大谷キミトです。

よろしくお願いします。

イシグロと申します。よろしくお願いします!

大谷キミト先生の顔写真

大谷キミト先生

生徒のイシグロさんの顔写真

イシグロさん

生徒作品のBefore画像

BEFORE

生徒作品のafter画像

AFTER

こちらは、イシグロさんが相談のために持ち込んだ作品のビフォーアフターです。
先生とのやり取りを通じて、どのように仕上がっていったのか、ぜひご覧ください。

大谷キミト先生の顔写真

では早速ですがイシグロさん、今回相談に持ってこられた画像を見せていただけますか?

生徒のイシグロさ�んの顔写真

はい。
自分の作品というものがなかったので、怪物っぽい少し怖い感じで作ってみたかったので1度挑戦してみましたが、なんとなく怖さが足りないというか、躍動感みたいなものが感じられない気がしてます。アドバイスお願いします。

生徒作品のBefore画像
大谷キミト先生の顔写真

おお!かっこいいですね!
この作品はどんなコンセプトで、どんなシーンを作ったのですか?

生徒のイシグロさんの顔写真

ありがとうございます!
城に仕える執事が、城や王を守るために怪物を召喚した、みたいな設定です。

大谷キミト先生の顔写真

なるほど。
では、もう少しその設定をビジュアルに入れてみると良いかもしれません。今、背景にあまり何もないので、城に仕える執事だということが伝わる要素を入れたり、怪物の怖さが引き立つような演出を入れるとよいかもしれませんね。

一つずついきましょうか。
まずは背景はどんな感じの要素を入れると良いと思いますか?

生徒のイシグロさんの顔写真

そういうことですか!
そうですね、、お城とかですかね?
なんか洋館とかの古いお城のような、そんなイメージな気がします。

大谷キミト先生の顔写真

ではイメージをざっくり入れてみましょうか。
この時、怪物の怖さが引き立つことにも注意しながら入れてみてください。

生徒のイシグロさんの顔写真

わかりました。やってみます!

生徒作品の制作途中(背景検証1)
生徒のイシグロさんの顔写真

こんな感じですか?
少し遠くに見えるお城のシルエットのようにしてみました。
けど、なんだかどこに立っているのかよくわからないというか、そんな感じがします。

大谷キミト先生の顔写真

これはこれで進めていくといい感じになりそうですが、そのどこに立っているかわからない違和感をなくしたいのであれば、もっと近くのお城バージョンも作ってみると良いかもしれませんね。
近くにあると、城や王を守るという感じがより出てくるかもしれません。

生徒のイシグロさんの顔写真

そういうことですね!
やってみます!ありがとうございます!

生徒のイシグロさんの顔写真

その場所の空気感というか、どこにいるかという感じが出ました!

ただなんか怖さが出てないような気がしてます。。

大谷キミト先生の顔写真

背景いい感じの雰囲気ですね。
もっと不気味な感じを出したいということですか?

生徒のイシグロさんの顔写真

ありがとうございます。
そうですねぇ。
暗黒感というか、悪さみたいなのもほしいかなと。

大谷キミト先生の顔写真

なるほど。
ではもっと雰囲気が出るようにするにはどうしたらよいでしょう?

怖さを感じる要素とは何だと思いますか?

生徒のイシグロさんの顔写真

んー、暗さとかですか?
あと、色とかだと黒とか?

生徒のイシグロさんの顔写真

これくらいでしょうか。
背景も暗くしてみました。

大谷キミト先生の顔写真

すごく良いですね!
色味と暗さやガスで暗黒感がかなり増しましたね。

生徒のイシグロさんの顔写真

嬉しいです!
もう少し良いですか?
なんか、魔物の強さというか存在感というか、そういう物をもう少し出したいなぁと思うんですが、どうしたら良いんでしょうか?

大谷キミト先生の顔写真

そうですね。
では、この魔物の能力を少し可視化してみるのはどうでしょうか?
この魔物の持つオーラやエネルギーはどのようなものなのか、どのような特殊能力で、どのような攻撃ができるのかというのを想像しながら作ると良いと思います。

生徒のイシグロさんの顔写真

見えないものを見えるようにするってことですね。
そういう考えはなかったです。

この魔物はおそらく、実際にはそんなに動かないで、特殊な力を使って念力のような感じで戦うイメージかなと思います。
やってみます。

生徒のイシグロさんの顔写真

こんな感じかなと思います!

執事の下にも召喚の魔法陣を追加してみました。

大谷キミト先生の顔写真

すばらしいです!
このキャラクターがどのように術を使うのかが見えてきましたね。
魔物も邪悪なオーラを放ち強そうです。

さて、ここでビジュアル全体をもう少し整理していきましょう。

今回のビジュアルのキーワードはこんな感じでしょうかね?

  • 城に仕える執事が、城や王を守るために怪物を召喚

  • 古びた洋館のような城

  • 怖さ・不気味さ・暗さ

  • 魔法陣・召喚獣などの魔術的要素

  • 魔物の存在感や放たれる力

この方向であっていますか?

生徒のイシグロさんの顔写真

ありがとうございます!

そうですね、そんなイメージです◎

実際には目に見えないものを見えるようにする、という大切さがすごく分かりました!

大谷キミト先生の顔写真

では、この方向で、このキーワードがより際立つように、もう少しビジュアルの完成度を上げていきましょう。

絵に奥行き感が出てくると、存在感もより強くなってきます。
今は全体が同じようなコントラストで仕上がっているので、人物・魔物・背景の間にコントラストの差をつけてあげると、もっと見やすくなると思いますよ。

例えば、手前のものがはっきり見えて、奥に行くほどガスっぽさや空気の色が加わっていくようなイメージです。

それから、人物の手前にも背景要素をもう1つか2つ足すと、さらに奥行きが出てくると思います。
先ほどのキーワードをより強調できるような要素を入れてあげると、世界観も深まりますね。

そして、全体としてはしっかりとメインに視線が集まるように構成することが大切です。
画面を常に近くで見すぎず、少し引いて小さく見ながら、絵のバランスを取るのもおすすめですよ。

生徒のイシグロさんの顔写真

奥のほうが霞むようなイメージでしょうか?

手前に背景というのは、何かをもう少し置いたほうが良さそうですか?
なんだろう、木とか?ってことですか?

大谷キミト先生の顔写真

そうですね。
たとえば山を見たときって、近くの山はくっきり見えて、色も濃く感じますよね。
でも遠くの山になると、ちょっと青白くて、ぼんやりして見えると思います。

こういう見え方を再現するのが、「空気遠近法」と呼ばれるテクニックなんです。
私たちと遠くのもののあいだには空気がたくさんあるので、その空気が光を散らしたりして、遠くのものほど白っぽく、青っぽく見えるようになるんですね。

このしくみを絵に取り入れると、奥行きとか遠近感がすごく出やすくなります。

背景についても、今は洋館っぽい雰囲気なので、植物を足してみるのもアリかもしれませんね。

生徒のイシグロさんの顔写真

あ、わかりますわかります!田舎に住んでいるのでw
そういうのよく見ます!
空気遠近法っていうんですね、これは必須ですね!

ちなみに手前の背景ですが、確かに洋館ですので
なんかこう、もう少し不気味な感じが良いですかね
たとえば、コウモリが飛んでいるとか、たくさんコウモリがとまっている木を配置してみるとか。

大谷キミト先生の顔写真

良いかもしれませんね!是非やってみてください。

生徒のイシグロさんの顔写真

先生!やばいです!
暗黒感めちゃくちゃ出てます!
これで完成でいけますかね!

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